どこからどこまでが上部なのでしょうか?
順番に一つ一つをみていきましょう!
口から入っていきますのよ〜〜〜〜
上部消化管とは、口から十二指腸までの部分をさします。
上部消化管内視鏡検査、いわゆる”胃カメラ”はこの範囲が対象です。
食物は、まず口腔を通り”唾液腺”から分泌される消化液である”唾液”によって、消化がはじまります。
舌下腺管は短く、顎下腺管にすぐに合流している構造です。
イラストでは省略していますがグイーンと顎下腺管が伸びています。
唾液腺の中でも大きい耳下腺では、頬の内側に唾液が出る構造。
一方で、顎下腺と舌下腺は舌の下に”一緒”に唾液を分泌しますよ〜・・・だら〜ん。
風邪をひいた時に扁桃腺が腫れる経験をしたこともあると思います。
それは細菌やウイルスがリンパ球たちと戦った結果なんですね。
胃袋・・・というように胃は袋のような形状をしているのが特徴です。
その入り口と出口にはそれぞれ”門”があります。
入り口を”噴門”、出口は”幽門”とよばれます。
”幽門”を抜けたらそこからは”十二指腸”となります。
この部分から小腸に分類されます。腸だからね。
国境の長い”幽門”を抜けると”十二指腸”であった・・・
・・・はい。
そんな胃くんは、少々頑張り屋さんな性格です。
「胃のはたらき 生理学」で詳しくまとめています。合わせてご覧あれ!
十二指腸という名前は指を横にして12本並べたくらいの長さ(約25cm)から由来している
と言われています。
まさに、その名の通り。分からなくなったら指を並べてみよう・・・
引用・参考文献
南川 雅子(2019):「成人看護学[5] 消化器 (系統看護学講座 専門分野)」,第15版,医学書院
坂井 建雄(2018):「プロメテウス解剖学 コアアトラス」,第3版,医学書院
坂井 建雄(2018):「人体の構造と機能[1]解剖生理学」,第10版,医学書院
坂井 建雄ら(2010):「ぜんぶわかる人体解剖図-系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説」,第10版,医学書院