多くの場面で用いられるレントゲン検査。
からだの内部の情報を画像として取り込む検査の一つです。
X -ray Photograph =レントゲン撮影,X線撮影をさします。
臨床では、この頭文字をとってXPと略されることがあります。
ここでは、このレントゲン検査の胸部に絞ってまとめていきます。
レントゲンとCT、どちらもX線を使用します。
X線は放射線を用いるため、人体にとって被爆のリスクが伴います。
CTでは全身が断面図のようにみることができるのが特徴ですね!
X線が体内を透過する際の吸収の差を利用して、このように白黒の画像が撮影できます。
その濃度で見分けるのですが、骨などの構造は白っぽくうつり、空気は黒くうつります。水や筋肉、脂肪などの素材は中間の灰色のような濃度でうつります。
正常な肺くんは空気が多く含まれるため、黒くうつっていますね!
ここで応用!解剖学的位置をおさえちゃいます。
気管が左右に分岐する中間地点である”気管分岐部は第5〜6胸椎の高さで分岐”します!
引用・参考文献
川村 雅文(2019):「成人看護学[2]呼吸器 第15版 (系統看護学講座専門分野)」,第15版,医学書院
坂井 建雄(2018):「プロメテウス解剖学 コアアトラス」,第3版,医学書院
坂井 建雄(2018):「人体の構造と機能[1]解剖生理学」,第10版,医学書院
坂井 建雄ら(2010):「ぜんぶわかる人体解剖図-系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説」,第10版,医学書院
Special thanks
ごろ〜にゃ先生放射線科診断専門医としてご活躍されています。
また、画像診断まとめ、画像診断cafeのサイト管理者としても活動されており
とってもわかりやすく学びになります。
特にcafeの画面では実際に画像に触れながら各部位や解剖の知識を学ぶことができるという機能!
本投稿のレントゲン画像はこちらのサイトから使用の許可いただき掲載しています。
参考記事
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/